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医療法人 一陽会

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一陽会の透析医療ARTIFICIAL DIALYSIS of ICHIYOKAI

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最新の透析関連装置です。

最新の透析関連装置

積極的に最新の装置へ更新し、透析治療の安全性の確保と、最新の治療方法を提供できる体制を整えています。

透析関連装置は同一メーカーを採用し、透析支援システムと電子カルテを相互に連携。
スムーズに情報共有が可能な安全性の高いシステムを構築しています。

以下に、透析支援システムを含めた各装置の概要と一陽会での取り組みを掲載いたします。

透析関連装置の特徴・選定基準

<逆浸透精製水製造装置>JWS社製 MIZ・MIEシリーズ

「逆浸透装置」とは、原水(水道水)から、様々な膜(フィルタ)を通して不純物を除去し、「透析用水」を作成する装置です。

フィルタを多段的に設置し、ループラインからのRO膜連続再循環運転(マルチ・リサーキュレーション・システム)を採用。
清浄度を高めると共に、使用水量の回収率アップ(エコ・災害時対策)に努めています。

作成された透析用水には基準が定められており、一陽会グループでは定期的に透析用水を採取し、透析用水化学物質管理基準を満たしているか検査をしています。
結果は全て基準値内で推移しています。

<逆浸透精製水製造装置>JWS社製 MIZ・MIEシリーズ

透析用水化学物質管理基準(22項目)
項目 混入物質 最大濃度(ミリグラム/リットル)
1 カルシウム 2(0.1ミリイクイバレント/リットル)
2 マグネシウム 4(0.3ミリイクイバレント/リットル)
3 カリウム 8(0.2ミリイクイバレント/リットル)
4 ナトリウム 70(3.0ミリイクイバレント/リットル)
5 アンチモン 0.0006
6 ヒ素 0.0005
7 バリウム 0.1
8 ベリリウム 0.0004
9 カドミウム 0.001
10 クロム 0.014
11 0.005
項目 混入物質 最大濃度(ミリグラム/リットル)
12 水銀 0.0002
13 セレン 0.09
14 0.005
15 アルミニウム 0.01
16 総塩素 0.1
17 0.1
18 フッ化物 0.2
19 硝酸塩(窒素として) 2
20 硫酸塩 100
21 タリウム 0.002
22 亜鉛 0.1
<全自動透析液溶解装置>日機装社製 DADシリーズ

透析原液を作成する装置です。
透析用剤をHEPAフィルタを搭載した密閉回路内で自動的に溶解するため、開放動作が無く、空気中の浮遊物・微生物の混入を防止できます。
極めて衛生的に、安全性の高い透析液原液の作製を実現する、世界で唯一の装置を採用しています。

<全自動透析液溶解装置>日機装社製 DADシリーズ

<透析液供給装置>日機装社製 DABシリーズ

逆浸透装置で作成された透析用水と透析液溶解装置で作成された透析原液を一定の比率で混合し配管内を通して、各透析監視装置へ供給され治療に使用されます。
透析関連装置は同一メーカーを採用。
相互に連携し安全性の高いシステムを構築しています。

<透析液供給装置>日機装社製 DABシリーズ

<透析監視装置・多用途透析監視装置>日機装社製 DCS-100NX、DBB-100NX、DCG-03、DCS-73、DCS-27

新しいモニタリング機能を搭載し、患者さんの状態の変化を迅速に察知、未然に予防することも可能です。
清浄化された透析液だからこそ可能な治療方法(オンラインHDF)により、患者さんの合併症予防に努めています。

多用途透析監視装置「DBB-100NX」

多用途透析監視装置「DCS-100NX」

透析監視装置「DCG-03」

透析監視装置「DCS-73」

透析監視装置「DCS-27」

透析液清浄化対策

透析機器安全管理委員会の設置

毎月、医師を含めた透析機器安全管理委員会(透析機器、透析液に関する委員会)を開催し、厳密な水質管理を実施しています。

微粒子濾過フィルタ「ETRF」(エンドトキシン捕捉フィルタ)

作成された透析液の清浄度をより一層高める膜(フィルタ)です。
一陽会グループでは、全ての透析監視装置にETRFを標準装備しています。

微粒子濾過フィルタ「ETRF」(エンドトキシン捕捉フィルタ)

厳密な水質管理

高水準の清浄化された透析液を安定して提供することで可能となるオンラインHDFを治療に取り入れ、患者さんの合併症の予防に努めています。
治療効果を最大限に引き出すために、専任のスタッフが厳重なチェック体制及び関連機器の保守管理を実施しております。

高度な透析液清浄化に向けて

一陽会では、蛍光染色法による微生物迅速測定装置を設置しており、透析液に対するリスクマネジメントを進めています。

迅速検出法

培養法による確認は結果を得るまでに時間を要すために、オンラインHDF/HF治療等で大量液置換を行う場合の生物学的汚染を確認する方法として今後は蛍光染色法等の迅速検出法を用いることも考慮すべきである。

(日臨工 透析液清浄化ガイドライン Ver. 2.01 より抜粋)

特殊な水質検査

迅速測定装置(バイオプローラ)

  1. 細菌数をsingle cell levelで直接計測
  2. 短時間で測定可能(15分程度)
  3. 死菌・VBNC(損傷菌)の測定も可能

迅速測定装置(バイオプローラ)

菌数の異常値確認後のチャート(培養法とバイオプローラとの比較)

新しい取り組み

オンラインHDFが承認されたことにより、患者さんの血管内に直接流入するオンライン補充液は、ワクチンや点滴剤、輸液剤、注射用剤等の医薬品と同じ、製造工場(医薬品製造環境)レベルの安全性の保証が必要とされつつあります。

医薬品製造環境とは、GMP(Good Manufacturing Practice;医薬品製造管理および品質管理基準)に定められた環境のことです。
以下の図は、日本の製造環境における空気清浄度を示します。

無菌操作法による無菌医薬品の製造に関する指針
名称 清浄度レベル
(※1)
最大許容粒子数(個/立方メートル)
非作業時 作業時
0.5マイクロメートル以上 5.0マイクロメートル以上 0.5マイクロメートル以上 5.0マイクロメートル以上
無菌操作区域 重要区域 グレードA(ISO5) 3,520 20 3,520 20
直接支援区域 グレードB(ISO7) 3,520 29 352,000 2,900
その他の支援区域 グレードC(ISO8) 352,000 2,900 3,520,000 29,000
グレードD 3,520,000 29,000 作業形態による(※2) 作業形態による(※2)

(※1)括弧内のISOクラスは、作業時の微粒子数に対応したものです。

(※2)最大許容微粒子数を規定しないケースもあります。

患者さんの血管内に直接流入するオンライン補充液(透析液)を作製する場所は、空気の清浄度も高めましょう。
透析液調剤室の空気清浄化を進めることにより、空気中の微生物の侵入(落下細菌)を減少させることができ、透析液作製時からより清浄化された液を作製する考えです。
上記の考えに基づき、横川クリニックでは、透析液調剤室をクリーンルーム化し、医薬品製造環境と同等のISO規格(クラス5)を実現しました。

横川クリニック 透析液調剤室